電子書籍化に向けて本の選定
前回はこちら。
私は軽い気持ちで考えていた。
とりあえず電子書籍化するのは、本棚の大半を占める藤本ひとみでしょ? 文庫だけで50以上あるから、2回に分かれるな〜なんて考えていた。
氏の、2000年以前のコバルト文庫はほぼほぼ網羅している。
ただ、カバーのないものや、中には抜け落ちている本がある。
人にあげてしまったり、無くしてしまい行方が分からなくなったりしたものだ。
あまり興味の湧かなかったシリーズは買い足してないものも数冊あるが、まずは大好きだったシリーズの欠本を揃えることから始めよう、そう思って動き始めたところで、手が止まった。
本が入手できない。
地元の古本屋に、氏のコバルト文庫が1冊もなかった時点で、嫌な予感はしていた。
帰宅してネット上の古本を調べた。
ないわけではない。しかし高い。
持っていたはずの『愛してローマ夜想曲』なんて、本体だけで600円もする。
えーーーーーーー
ええええええーーーーーーー!!!
必死に自宅を探したけれど、やっぱり見つからなかった。*1
そうか…あまりに古すぎて、逆に入手できなくなってるんだ。
そう思うと、急に手放すのが惜しくなった。
電子化するのだから、正確には手放すわけではないけれど、本体を裁断しこちらに戻ってこない時点で、それは手放したと同じなんだと思う。
私にはできなかった。
このシリーズはダメだ、私が一番大好きなシリーズは。
簡単だと思っていた本の選定の壁が、急に厚くなった気がした。
とすれば別方向から選定していくしかない。
私は、『裁断しても惜しくない』本に基準を切り替えた。
んで、選んだ結果が、白枠の中の本たち。
ちょこっとだけ藤本ひとみも入っている。
本当は上に写っているガラスの仮面も電子化対象なのだけれど、持ってる中で一番新しい23巻を見たら、全ページに渡ってノンブルが振ってなくて断念した。
何ページよ!
amazonで調べようと思ったら、情報欄に『1ページ』とか書いてあるし。
なんと役に立たない…
電子書籍化への道はまだ長い。
愛してローマ夜想曲―まんが家マリナアストラル・トリップ事件 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
- 作者: 藤本ひとみ,谷口亜夢
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1987/07
- メディア: 文庫
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